前立腺の病気

今回は手術の画像などがありますのでご理解の上ご覧下さい(血液や手術などに弱い方は閲覧をご遠慮下さい)

以前の記事にも血液や手術の画像が含まれていることもありますので、はじめての方は過去の記事をご覧頂く場合もご注意下さい(以前の記事には注意書きがありませんのでよろしくお願いいたします)













ワンちゃんも年を取れば前立腺の病気が増えてきます。


今回は、「会陰ヘルニア」という病気(このブログの記事にも何度か出てきています)で他院からの手術依頼で手術させていただいたワンちゃんですが、前立腺も大きく腫大し排便時に痛みがありました。


会陰ヘルニアでも排便痛・排便障害が認められますが、今回は前立腺の腫大の方が俳便痛の主な原因となっていると考えられました。


開腹手術で前立腺に貯留した液体を回収し、通常通りの会陰ヘルニアの整復、直腸固定、去勢手術を行いました。




今回のワンちゃんは、男性ホルモンの影響→前立腺腫大→排便障害→会陰ヘルニアが起こったものと予想されました。


若い時に去勢手術を行っておれば防げた病気です。


去勢手術・避妊手術のメリットは大きいですね。