あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。


今年も飼い主さまからたくさん年賀状を頂き、ありがとうございました。


本年もよろしくお願いいたします。





今回もホームページ更新用に作成した記事の最終回分です。


当院で可能な歯科治療についてご紹介いたします。



実際の処置の写真を掲載しておりますので、血液などが写っていることがありますのでご注意ください。





デンタルケア 

「歯石除去」というと歯石だけを取って終わりなので、当院では歯石除去(スケーリング)、ルートプレーニング・キュレッタージ(歯周ポケットの掃除)、ポリッシング(歯面研磨)をセットで行うため「デンタルケア」という名称を使用しています。












各種抜歯 

切歯(前歯)・犬歯(牙)・臼歯(奥歯) 多根歯である臼歯は分割後に抜歯を行います。













保存修復  

う蝕(虫歯)・破歯細胞性吸収病巣・歯の咬耗・エナメル質形成不全など歯髄(歯の神経)まで病変が及んでいない場合に、エナメル質・象牙質の損傷を修復し、それ以上の悪化を防ぎます。








歯髄覆罩術 

歯が折れたりして露髄(神経が露出している状態)していても、歯髄が健康であれば歯髄を保護(覆罩)してあげることで歯を抜かずに済みます。

また動物の場合は人間が咬まれて大怪我をしないように犬歯(牙)を短くする時もこの処置が適応になります。







根管治療 

いわゆる神経を抜いて詰め物をすることです。露髄して時間が経過すると感染などを起してしまうため、感染してしまった神経を除去し歯を保存します。





歯の形態を保ちながら機能や審美性を回復・維持させる治療を歯科保存学と言います。


何でもかんでも抜歯するのではなく「抜かなくても済む歯はできるだけ保存してあげよう」との思いで当院は歯科治療を行っております。






次に、当院の歯科治療に用いる器具などをご紹介します




超音波スケーラー(左)と高速回転マイクロモーター(右)


超音波振動で歯を傷つけずに歯石だけ砕いて除去したり、歯を削ったり切ったりします。





各種のバー


歯を削ったり切ったりする時に高速回転マイクロモーターに装着して使用します。
いろんな大きさ・形があり、歯の大きさや形などで使い分けます。





ポリッシングブラシ(右下)、プロフィカップ(左下)、ポリッシングペースト(上段)


歯を研磨する時に使用します。




歯科用レントゲンフィルム


歯医者さんで使用されている歯を撮影するための専用レントゲンフィルムです。





エレベーター、抜歯鉗子など



これらも歯の大きさなどにより使い分けます。





各種ファイル


主に神経を抜いた後の穴を広げるために使用します、いろんな太さのものがあります。





ペーパーポイント、ガッタパーチャポイント


神経を抜いた穴を埋める時に使用します。




各種薬剤


歯科用セメントなどいろいろ。




レジンのセット


レジンとは最終的な詰め物・被せ物になるものです。

このセットは歯科医の飼い主さまに教えて頂き購入したものです。





光照射器


光照射器から出る光で、歯科用セメントやレジンは硬化します。

この機器はまた別の歯科医の先生に頂いたものです。






あつかましくも歯科医の先生方にはいろいろ教えて頂き大変感謝しております。

教えて頂いたことを動物たちにきちんと還元していくようがんばります。