ウサギさんの子宮の病気

食欲・元気の低下で来院されたウサギさん。病院で出た「おしっこ」には血が混じっていました。

メスウサギの血尿は、子宮の病気である可能性が高いのです。レントゲン・超音波・血液検査の結果から、やはり子宮の病気の疑いが強いので手術を行うことになりました。

写真は手術が終わったところです。

摘出した卵巣と子宮。子宮の一部に感染による膿がたまっており、その感染が全身に回って弱っていたことがわかりました。

ウサギは特に縫合糸を噛み切ってしまうことが多いので、エリザベスカラーをつけました。(しかし、エリザベスカラーをつけることでウサギさんには悪影響があるのですが、また次回にでも説明しようと思います。)

8歳という高齢(ウサギさんの平均寿命は7歳前後)での大きな手術でしたが、無事に退院できてスタッフ一同安心いたしました。