レッグペルテス 2

「レッグペルテス」については二度目の記事なんですが、他院からの紹介症例のため報告がてら書かせていただきます。



「数ヶ月前から後ろ足が痛そうで様子をみていたが改善しない」ということ動物病院にかかられ「レッグペルテス」と診断され、手術を希望されて当院に紹介来院されました。


レントゲンを撮らせていただくと確かに「レッグペルテス」でした。(病気の概要は右にある「カテゴリー」内の「整形・神経外科」の以前の記事(下の方です)に記載があります)



治療後の予後に関係するのが筋肉の量です。



痛くて足を使わない時間が長いと、筋肉が萎縮(小さくなり)してしまい、手術して痛みが取れても筋肉がしっかりしていないと上手に歩くことができません。



レントゲンです  1は正常な方の足のふとももの筋肉の厚さ 2は病気の方の足の筋肉の厚さ ②は①に比べて6割くらいの厚さしかなく筋肉の萎縮が進行しています。




このパグちゃんの病気の足は筋肉の萎縮が進行しており早期の手術が必要と判断し手術させていただきました。




手術は病気の部分の骨を切除します。


切除した骨  大変脆くなっています。



手術後のレントゲン




術後10日ほど病院でリハビリを行い、その後自宅でのリハビリを継続していただきました。

手術前はほとんど3本足で歩いていましたが、退院2週間後の再診時には4本足で歩いており筋肉量も増えていました。

これからもリハビリがんばってね!