ネコちゃんの耳の中のポリープ

今回は手術の画像などがありますのでご理解の上ご覧下さい(血液や手術などに弱い方は閲覧をご遠慮下さい)

以前の記事にも血液や手術の画像が含まれていることもありますので、はじめての方は過去の記事をご覧頂く場合もご注意下さい(以前の記事には注意書きがありませんのでよろしくお願いいたします)















今回のネコちゃんは、「耳が痒そう」とのことで来院されました。


耳の中を診せて頂くと、ポリープが耳の奥から出来ておりこのポリープを除去しないかぎり耳の症状は改善されないと思われました。




飼い主さまも「この子はまだ若いので、これからずっと苦しむより手術で楽になるなら」と手術を希望されました。



ポリープの根っこが残ってしまうと再発の可能性があるので、耳の穴を切開し広げてからポリープを切除しました。


切除したポリープ、病理検査では腫瘍ではなく炎症が原因でできたポリープとの結果でした。



耳の穴は広げたまま皮膚に縫合し手術終了です。



2週間後には抜糸を終わり綺麗に治りました。




外耳炎などで耳を痒がり来院される動物たちは多いんですが、中にはこのようなポリープが原因となっているケースもあり手術しないと改善しないものもありますのでご注意下さい。