膵臓癌

今回は「食欲不振と嘔吐・下痢」で来院されたワンちゃんです。


他の動物病院で治療したが改善しないとのことでしたので、詳しく検査させていただきました。


血液検査・レントゲン検査では異常を認めなかったため、腹部の超音波検査も行いました。





膵臓領域に8mm程の腫瘤が見つかり後日、開腹手術を行いました。




超音波の診断通り、膵臓に腫瘍が出来ており摘出しました。




人の医療でも「膵臓癌」は早期発見が非常に困難な上に進行が早く、きわめて予後が悪い。このことから「癌の王様」と言われているそうです。


犬の「膵臓癌」も診断時されるころには進行しており、すでに転移していることも多いです。