歯周病について 1

歯周病とは「歯」の病気ではなく、歯肉や顎の骨が腐って壊れていく病気です。

動物たちは歯磨きが十分出来ないため「歯周病」になってしまう子が多いです。

動物薬の製薬会社さんが作っておられる雑誌に、「歯周病」について飼い主さんにも読んでいただきたい記事がありました。

著作権フリーということでしたので、載せさせていただきます。


後半に続く・・・

膀胱鏡検査でわかること・できること

膀胱鏡検査でわかること・できることをご紹介いたします。

まずは尿道・膀胱の中を観察。


膀胱炎の画像 

膀胱炎にもいろんな種類がありますので、そのまま組織を採取し病理検査を行うことが出来ます。



結石の画像  

内視鏡で摘出できる結石は大きさの関係で制限されますが、一部でも採取できれば結石の成分を分析します。

食事で溶解できる種類の結石であれば、その結石に合った食事に変更し治療することが可能となります。




腫瘍の画像

腫瘍の場合は、良性なのか悪性なのかによって手術方法や治療方法が変わります。

そのために内視鏡で腫瘍の組織の一部を採取し検査を行います。



治療は適切な診断に基づき行われなければいけません。

診断するための検査が、できるだけ体の負担の少ないものにするため、膀胱鏡(内視鏡)を導入いたしました。

膀胱硬性鏡

今回は人間用の膀胱硬性鏡のご紹介をさせていただきます。


硬性鏡は字のごとく硬い金属の筒状の内視鏡です。


胃カメラなどの柔らかい軟性鏡よりも細いところが観察できしかも見える画像がキレイなのが特徴です。


しかし軟性鏡と違って曲がりませんので、直線状の場所の観察に限られます。


例えばメスの尿道・膀胱、鼻腔、気管などです。




4本の硬性鏡 使用する処置具で使い分けます。


処置具 その1 柔らかく曲げることもできます。 




スコープに処置具を通したところ




組織を採取する時に使用する生検カンシ




結石など丸い物を摘出する時に使用するバスケットカンシ


閉じているところ




開くとこうなります。





直線状の処置具たち




組織採取に使用するカンシ




異物などの摘出に使用するカンシ




軟性鏡と硬性鏡を使い分けることで検査・処置・治療の幅が広がります。



次回、使用例をご紹介いたします。

うさぎのふれあい教室

長浜の小学校での「うさぎのふれあい教室」に参加してきました。


今回は同期の獣医さん3人で開催したのですが、紙芝居・質問コーナー・触れ合い方のレクチャーなどをそれぞれ担当しました。


生徒さんみんな楽しみにしていてくれたみたいでした。


ふれあい教室の様子



はじめは怖がっていた子も、バスタオルを膝の上に敷いてちゃんと抱っこできるようになっていました。



動物とのふれあいから命の大切さなど学べることは多いと思いますが、鳥インフルエンザなどの病気や夏休みの世話などの問題で、動物を飼育している学校は減ってきているそうです。


今回のふれあい教室がみんなにとって良い体験となってくれていればと思います。

2014動物フェスティバル

9月23日は休診させていただき、獣医師会のスタッフとして動物フェスティバルに参加してきました。


担当は模擬動物病院の手術室で、小学生に手術の体験をしていただきました。


骨の模型を使用した骨折整復の体験と皮膚縫合の体験をしていただきました。


使用した骨模型



体験の様子


みなさん真剣に参加してくださいました。


ペット連れOKということで、会場で当院の患者さまにもお会いできて嬉しかったです。


今月は小学生1年生を対象に、動物ふれあい教室を開催するため現在準備中です。


日々の診療以外の仕事も増え、なかなかこのブログも更新できておりませんが、これから冬に向けて動物病院は閑散期となりますのでぼちぼち更新しけたらなと思います。

9月23日(祝・火) は臨時休診となります。

9月23日(祝・火)は、滋賀県動物フェスティバルに獣医師会スタッフとして参加するため臨時休診とさせていただきます。


模擬動物病院で子供たちに手術の模擬体験をしていただきます。


動物フェスについては、こちらから http://www.shigavet.com/index.php 。


骨の模型を使っての骨折の整復や、皮膚の縫合の体験をしていただく予定です。


御迷惑をお掛けいたしますが、獣医師としての社会貢献の一つだと思っておりますのでご理解下さい。


よろしくお願いいたします。

セミナー参加

今週の火曜日・水曜日と獣医師のセミナーに参加してきました。


まずは火曜日の診察終了後、新幹線で急いで京都へ。

21〜23時までの眼科セミナーに参加、このセミナーシリーズは夜行われているシリーズなので仕事を休まずに参加できるので大変ありがたいです。



次の日に大阪の呼吸器セミナーに参加するため京都に宿泊。

ちょうど眼科セミナーに知り合いの先生も参加されていたのでホテルまで送っていただきました、ありがとうございました。



大阪での呼吸器セミナーの内容は「鼻鏡・気管支鏡」です。


この内容のセミナーは非常に珍しく、内視鏡検査を行っている動物病院にとっては非常にありがたい内容でした。


講師の先生は、関東で動物の呼吸器疾患を専門に診ておられる先生で、呼吸器内視鏡の技術は人の内視鏡学会に参加して習得されたそうです。


動物病院で呼吸器内視鏡をやっている病院はほとんどないため、今回のような内容が学べる機会は滅多になかったので参加できて良かったです。