白内障について

今回は「眼のにごり」で来院されたワンちゃんです。

診せて頂くと両目の水晶体の一部に白内障がありました。





この白内障が生まれつき(先天性)なのか、進行性なのかはこれから定期的に診せて頂いて判断することになります。

進行し視力障害(見えなくなる)がでる場合は、人間と同じ様に手術で白内障を治療することになります。

手術は一般の動物病院では無理なので、眼科専門の動物病院に紹介させて頂き、手術していただきます。

当院が紹介させて頂いているのは、愛知県にある動物眼科センター http://www.aec2010.com/ です。

動物眼科センターの院長先生は同じ岐阜大学の先輩でもあり、実習に行かせて頂いたり、僕が卒業研究やっていた白内障の手術のことや眼内レンズ(白内障の手術で摘出した水晶体の代わりに眼の中に入れるレンズ)についてアドバイスをいただいたりとてもお世話になっている先生です。


犬では白内障とは別に「核硬化症」といういわゆる「老眼」でも眼が白くなりますので、特に高齢のワンちゃんの眼が白くなった場合には鑑別が非常に大切になります。