鼻腔への内視鏡検査

今年、新に導入した直径1.8mmの極細内視鏡(詳しくはhttp://d.hatena.ne.jp/minvet/に記載しています)を使用して鼻の中を検査しました。





このネコちゃんは昨年鼻の中の「がん」が見つかり、抗がん剤治療を継続している子です(詳しくは右のカテゴリー 腫瘍科症例の中に記載しています)。


「がん」なので再発した場合には、抗がん剤の種類を変えたりしないといけないのですが、鼻の中だとCTスキャンや内視鏡検査をしないと再発してもすぐには発見できません(鼻が腫れたり、鼻水・鼻血などの症状が現れてからの検査だと遅いです)。

当院では抗がん剤を投与する場合には鎮静(ゆるい麻酔)をかけるので、その時に再発の早期発見のため内視鏡で鼻の穴の中を検査させていただいています。


もう少しで抗がん剤治療を始めて1年が経とうとしてますが、今のところ再発もなく元気にしてくれています。




現在のそのネコちゃんです。






治療前





抗がん剤のせいで毛色が少し変化し、髭は抜けましたがそれ以外の副作用は出ておらず順調です。


再発しませんように。