ワンちゃんの血便に対する大腸内視鏡検査

「血便」で来院されるワンちゃんは多くいますが、その中でも一般的な治療に反応しない場合やポリープ・大腸癌などの出来物が疑われる場合には大腸の内視鏡検査が必要になります。


最近、検査させて頂いた3頭のワンちゃんについてご報告を兼ねて記事にさせていただきます。


頭目は、昨年から血便を繰り返しており薬を飲むと改善するがしばらくすると再発してしまうワンちゃんです。







2頭目は、長浜市の動物病院からのご紹介で、「薬を飲ませても血便が改善しない」とのことで検査させていただきました。








3頭目は、2頭目とはまた別の長浜市の動物病院からのご紹介で「大腸にポリープがある」とのことで検査させていただきました。






3頭とも同じ様なポリープ状の腫瘤が見つかりましたが、組織診断は良性腫瘍・悪性腫瘍・炎症性ポリープなどさまざまです。



組織検査の結果によって治療法・予後が異なるため内視鏡検査は重要です。



次回、治療編に続きます。