出血性腸炎について

人間で血便がでたら腫瘍などを考えるが、動物たちは腫瘍以外の原因で血便が出るケースが多いです。

血便の原因としては大腸炎が一番多いと思われるが、注意しないといけない病気に「出血性胃腸炎」という病気があります。



あるサイトより

2〜4歳の若いイヌに多く発症する病気です。
急性の胃腸炎ですが、重度の出血をともなう病で、この病気の最大の特徴は赤黒いジャムのような暗赤色の血便をすることです。

ぐったりして呼吸と心拍数が早くなり、血圧が低下したり低体温状態になるなど、ショック状態に陥ります。

原因はいまだ不明ですが、直前までまったくの健康体の犬が発病後は非常に重症となったり死に至ることがあります。
急激な脱水症状がおこるため、血液検査をすると血液の濃縮度を示すヘマトクリット値が非常に高くなります。

嘔吐や下痢が治るまでは食事を止めて、早期に輸血療法を行えば高い確率で命は助かります。、免疫に関係していること以外の原因がよくわかっていないので、予防は不可能に近いものです。



写真のような赤いジャムのような特徴のある便が出ることでこの病気を疑います。

血液が濃縮してしまっている子は元気もなく入院治療させて頂かないと命に関わることもある病気ですので、血便がでた場合で元気もない場合はご注意下さい。