新しい電気メスとシーリングシステムを導入 その1

手術では「メスで切って、血が出たら糸で縛って出血を止める」が基本です。


しかし、新しい手術器具を使用することで出来るだけ出血させずに切開したり、体にとっては異物である「糸」を出来るだけ体の中に残さないようにすることが出来ます。


また、これらの手術機器を使用することで手術時間が短縮されるため、麻酔・手術のリスクをより小さくすることができます。



当院では開業後すぐに電気メスを導入し、ほとんどの手術で使用してきました。



こちらがその電気メスの本体です。






動物用の電気メスで、最低限の2つの機能が備わっています。



1つ目の機能は、「モノポーラ」というもので、通常のメスのような形をしており、主に組織を切開する時に使用します。


ボタンを押すことで先端から電流が流れて、出血を抑えながら組織を切開してくれます。




2つ目の機能は、「バイポーラ」というもので、主に出血を止める時に使用します。


ピンセットの先端で挟んだところだけに電流を流して出血を止めてくれます。




この動物用の電気メスですが、「バイポーラ」は非常に満足のいくものでしたが、「モノポーラ」は少しパワーが足りず切れ味はあまり良いものではありませんでした。





と言うことで、消費税が上がる前に新しい手術機器を導入することにしました。


続く・・・