新しい電気メスとシーリングシステムを導入 その2

前回の続きです。


新しい手術医療器具を2つ導入したんですが、まずは新しい電気メスをご紹介。


MERA社の「MS-BMα」という人間用の上位機種です。




実際にモノポーラを使用して切開


前回紹介した動物用の電気メスより遥かに切れ味が良いです。



次にバイポーラを使用


組織を凝固してもほとんど焦げません。



そして、動物用の電気メスには無かった機能として、「スプレー凝固」というものがあります。

「スプレー凝固」とは、凝固モードの特殊な用法で、組織とメスの間に連続したアーク放電を起こすことで広範囲を止血してくれます。

スプレー凝固の様子


肝臓などの実質臓器からの出血や、毛細血管からのジワジワとした出血に対して非常に優れた止血効果を示してくれます。


スプレー凝固は上位機種の電気メスでしか使えない機能で、この機能が使えると非常に助かります。




もう一つ新しい機能として、内視鏡で胃や大腸のポリープなどを切除するする「ポリペクトミー」ができます。


ポリペクトミーの動画



ちなみに、撮影に使用したお肉はうちのネコちゃんが美味しく頂きました♪



次回は、「シーリングシステム」についてご紹介いたします。