前回からの続きでオスのワンちゃんの膀胱内視鏡検査をご紹介いたします。
尿道に挿入したガイドワイヤーに内視鏡のスコープを通して膀胱に入れていきます。
膀胱にスコープが入ったら、ガイドワイヤーを引き抜き膀胱内を観察します。
このワンちゃんでは、出血している所の粘膜の組織を採取しています。
出血部位
組織を採取するために、粘膜を摘んで採取するカンシを使用しています。
このように膀胱内の観察や組織の採取が可能です。
一般的な治療で改善しない「血尿」や、超音波検査で腫瘍を疑う場合に、お腹を切らずに検査できるメリットがあります。