ハムスターの腫瘍切除

今回は腫瘍ができたハムスターの症例です。


ハムスターの麻酔は犬猫と違いガス麻酔だけで行います。
ガスを吸わせて数分で動かなく(麻酔が効く)なります。





心電図を付けて、毛を刈り、消毒して手術の準備を行います。






手術後にハムスターが自分で噛んで抜糸しないように出来るだけ細い縫合糸を使用しました(太い縫合糸だとハムスターは気にしやすい)。






手術終了です:点滴をして保温に気をつけて麻酔が覚めるまで観察します。





摘出した腫瘍:すべて摘出できました。




ハムスターの場合、手術などが必要な時でも費用の問題でどうしても治療できないことがあります(今回使用した縫合糸の方がハムスターの購入金額より高いです・・・)。
このハムちゃんの飼い主さんは何十頭ものハムスターや、珍しいヘビなどを飼っておられる方で非常に治療に対しても熱心な飼い主さんということもあり、今回手術・摘出した腫瘍の検査まで詳しくさせていただくことができました。