ウサギちゃんの血尿

メスで避妊手術をしていないウサギちゃんが血尿をした場合、90%以上は子宮からの出血であると言われています。


また、避妊手術していないメスのウサギちゃんが10歳まで生きた場合、それまでに子宮の病気を経験する確率は100%に近いとも言われています。




うちの病院でも血尿で来院されたウサギちゃん(避妊手術していないメス)は、子宮の病気であることがほとんどです。

去年うちの病院で手術した血尿で来院したウサギちゃんから摘出した子宮です。

症例1



症例2



この病気の予防は、若い時に避妊手術を受けることです。

しかしウサギさんは、ワンちゃんやネコちゃんと比べると麻酔のリスク・入院のストレスが大きいのも事実です。

当院では、手術前に身体検査・血液検査を行い麻酔・手術のリスクがどれだけあるかを飼い主様にお伝えしています。

その上で手術のメリットと麻酔・手術のデメリットを十分考えて頂いて最終的に飼い主さんに判断して頂いております。