肝臓の組織検査

動物も「肝臓が悪くなる」ことがあります。

癌などの病気でない場合は、肝臓のお薬でよくなることも多いんですが中にはお薬でよくならない場合があります。

そんな時、肝臓の病気を詳しく調べる方法に組織検査があります。

組織検査とは肝臓の組織を何らかの方法で取ってきて、専門の病理の先生に顕微鏡で診ていただき診断してもらう検査です。



今回は、ネコちゃんの肝臓の組織を「ツルーカット」という生検針を用いて採取し組織検査を行いました。



使用した生検針の先端




超音波で肝臓を見ながら、大きな血管などを避けてお腹に刺します。





針が肝臓に刺さったことを確認して組織を採取します。



肝臓の組織が針の中に入った状態で採取されてきます。




このように採取された組織をホルマリンに入れて、当院では岐阜大学に送って病理検査をして頂いております。


肝臓の場合、一般的な治療に反応しない時には、より詳しく原因を調べる必要があります。