異物の誤飲

今回は手術の画像などがありますのでご理解の上ご覧下さい(血液や手術などに弱い方は閲覧をご遠慮下さい)

以前の記事にも血液や手術の画像が含まれていることもありますので、はじめての方は過去の記事をご覧頂く場合もご注意下さい(以前の記事には注意書きがありませんのでよろしくお願いいたします)













「何度も吐いて食欲が無い」と言う事で来院されたワンちゃん。


まずレントゲンを撮らせていただきましたが、レントゲンに写る異物は確認できませんでした。



ただ吐いている回数が多かったため次に超音波検査を行いました。






ボール状の異物とその付近の拡張した腸管が見つかり、閉塞を起していると判断しその日のうちに手術させていただきました。



異物で拡張した腸管




切開後、異物を摘出し縫合し終わったところ




摘出した異物  スーパーボールでした。




レントゲンに写らない異物の診断にはバリウム検査を行なうことが多いと思いますが、1日がかりの検査になりその分手術が遅れてしまいます。


今回は超音波検査で診断つき、即手術できたので回復も早かったです。


新しい超音波診断装置のおかげで画像が飛躍的に良くなり、より正確な診断を行えるようになり僕も動物達もとても助かっています。